神奈川で外壁塗装をお考えなら、よりやさしい料金でより品質のいい塗装会社を選びたいところです。
ですが外壁塗装は金額だけを見て塗装業者を選ぶと、仕上がりに不満が出たり、塗料の耐久性が低くなって、中長期的に見ると損になるということもありえます。
そのため塗装会社の提案内容はかなり重要になってくるのですが、なかなか外壁塗装は素人目にとっつきにくく、「適正な工事と価格」がわかりづらいのも事実です。
そこでこの記事では、神奈川のおすすめ外壁塗装業者を10社ランキング形式で紹介していきます。
また外壁塗装の現場に立つ職人の目線からアドバイスをもらいつつ、失敗しない外壁塗装のポイントもできるだけやさしく解説していきます。
▼本稿のポイント
・外壁塗装で失敗しないために業者を見るポイントがある
・神奈川の外壁塗装の相場は「100~150万円」
・神奈川で外壁塗装の助成金が出る自治体は一部あり
本稿を最後まで読めば、心の底から「頼んでよかった」と思える外壁塗装を実現するためのストーリーが明確になります。

網本 林三郎氏
1級塗装技能士、雨漏り診断士。
外壁塗装の現場に30年以上携わり続ける。
スキルマーケット「ココナラ」でも外壁塗装のセカンドオピニオンサービスを提供するなど、利用者が不利にならない公正な外壁塗装サービスを提供。
※本稿に掲載しているおすすめ塗装業者は、あくまで当サイト編集部がスコアリングした結果に基づいたものであり、網本氏が利用推奨している業者ではありません。
神奈川のおすすめ外壁塗装業者ランキング
では早速、この章では神奈川のおすすめ塗装業者をランキング形式で見ていきます。
【PR】ペイントック

東京全域対応 | 最長10年保証 | 現地調査無料 |
年中無休 | 1級塗装技能士在籍 |
ペイントックは東京だけでなく関東全域をカバーする外壁塗装業者です。
大手塗料メーカーのアステック社の認定店でもあるため、外壁塗装で人気のある塗料のファインシリーズやREVOシリーズを低価格で提供できるメリットがあります。
つまり塗料代が安く、外壁塗装の総額を割引できるということです。
余った塗料で外壁以外の部分も塗装したり、外壁の高圧洗浄のついでに屋根も洗浄してくれるなど、無償の「ちょっとしたサービス」も人気です。
また外壁塗装業者の多くは週末が休みだったり、18時には営業が終了してしまうことが多いですが、ペイントックは24時間365日営業しているため、土日祝や平日夜間でも利用しやすいサービスです。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ |
ペイントックの口コミ・評判
付き合いのあるハウスメーカーの見積もりと比べたら、半額の見積もりだったので少し不安もありましたが、塗りあがってみると大満足でした!(48歳男性、墨田区の戸建て住宅)
なかなか外壁の色を決められず、何度も相談してしまいましたが、契約を急かすこともなく一緒に考えてくれて、本当に親切でした(46歳女性、杉並区の戸建て住宅)
【1位】池田塗装

神奈川全域対応 | 最長16年保証 | 現地調査無料 |
1997年創業 | メーカー認定店(ASTEC、ガイナ) | 1級塗装技能士在籍 |
池田建装は川崎市宮前区の地下鉄東山田駅の付近に本店がある塗装業者で、川崎に1店、横浜市青葉区にも1店の支店をもっています。
おもしろいのは池田建装の代表が外壁塗装に関する書籍も出版していることで、外壁塗装に関する専門性や知見の深さがうかがえます。
ほかにも第14回日本ベスト塗装店金賞など数々の受賞歴をもっており、塗装会社としての信頼感は今回紹介している塗装会社のなかでもベストです。
初めて外壁塗装をするという方や、適正な価格でしっかり塗装をしてほしいという方には特におすすめできます。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
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○ | ○ | – | – |
池田塗装の口コミ・評判
近所の方が池田建装さんで外壁塗装をされていてすごくよかったと言っていたので、私も池田建装さんにお願いしました。足場工事から仕上がりまですごく丁寧で、また説明もすごくわかりやすかったので大満足でした。(47歳女性、川崎市の戸建て住宅)
外壁塗装を考えてるときにたまたま手にとった書籍が池田塗装さんの書籍で、すごく信頼できそうな方だったので外壁塗装と屋根塗装をしていただきました。書籍のイメージ通りで、真面目で丁寧で、とてもいい対応でした。(54歳男性、町田市の戸建て住宅)
見積りのときにいろいろと不安なことをお聞きしましたが、塗料に関しても、工事に関してもものすごく知識のある担当者の方で、安心しました。見積りの金額もハウスメーカーと相見積もりした金額よりはるかに安くしていただけて、頼んでよかったです。(50歳女性、横浜市の戸建て住宅)
【2位】HAMA塗装

神奈川全域対応 | 現地調査無料 | 1級塗装技能士在籍 |
2005年創業 |
HAMA塗装は、横浜市青葉区の東急田園都市線藤が丘駅の近くに本店がある塗装業者で、神奈川県内では戸塚区と藤沢市にも支店があります。
足場工事から外壁・屋根塗装まですべて自社スタッフでおこなうことから、外注費用がなく、外壁塗装のさまざまな工程でコストカットできる体制が整っています。
また最短で即日に現地調査もできるほどスピード感があるため、相見積もり先としてもかなり利用しやすいです。
料金体系もわかりやすく、いくつかのプランから選ぶ方式なので、外壁塗装について知識がない方でも納得のいく選択がしやすいサービスです。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ |
HAMA塗装の口コミ・評判
とにかくスピード感のある業者さんで、こちらが相談をしてもすぐに対応してくれます。予算についても何度も相談しましたが、やりとりもスムーズで何日も待たされることはありませんでした。気持ちのいい対応でした。(42歳男性、藤沢市の戸建て住宅)
工事中に作業日報を写真付きでいただけるので、手抜き工事を心配しなくてよかったです。スケジュール通りに塗装も終わって、見違えるような外壁にしていただいて満足しました。(53歳女性、横浜市青葉区の戸建て住宅)
いろいろな業者を探し回った結果、一番提案内容がよかったHAMA塗装にお願いすることにしました。なんせ対応が素早いので、コミュニケーションがとりやすくスムーズでした。(55歳男性、川崎市の戸建て住宅)
【3位】ウイングビルド

神奈川全域対応 | 最長保証期間12年 | 1991年創業 |
メーカー認定店(ASTEC、エスケー化研) | 1級塗装技能士在籍 | 現地調査無料 |
ウイングビルドは綾瀬市の高座渋谷駅(小田急江の島線)の付近に拠点がある塗装業者です。
今回紹介している神奈川のおすすめ塗装業者の中ではもっとも運営歴が長く、30年以上にわたって神奈川の外壁塗装や屋根塗装を施工しています。
運営歴が長いということはそれだけでもサービスとしての安定感がありますが、大事なのはなにかあったときの保証能力があるということです。
保証期間が10年となっていても、10年も存在していない会社では不安が残るということですね。
その点ウイングビルドは保証面での信頼感が強い塗装業者といえます。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
---|---|---|---|
○ | – | – | ○ |
ウイングビルドの口コミ・評判
営業の方の対応がよかったことと、工事前にはご近所へのあいさつ回りもしっかりやってくれて気持ちのいい対応でした。職人さんたちもいつも見かけると挨拶してくれて、ちゃんとした会社だなと思いました(58歳女性、横浜市鶴見区の戸建て住宅)
実家の外壁塗装をお願いしたことがあり、仕上がりもよかったので自分の家でもお願いしました。外観もすっかりきれいになってとても気に入りました。(42歳男性、大和市の戸建て住宅て住宅)
【4位】ホームライフ

神奈川全域対応 | 最長15年保証 | 2007年創業 |
1級塗装技能士在籍 | メーカー認定店(ASTEC) | 現地調査無料 |
ホームライフは、横浜市戸塚区の戸塚駅付近に拠点がある外壁塗装業者です。
ホームライフも表彰数が多い塗装会社で、ASTECやAGCなどの塗料メーカーから毎年のように賞を受賞していることからも、その品質の確かさと運営面のクリーンさは折り紙付きです。
品質面では確かなものがあるため相見積もり候補としては有力な選択肢になり、各社を比較する基準
として見積もりをとっておいて損はありません。
高品質でも料金が高いわけでもないので、コスパの非常にいい外壁塗装サービスといえます。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | – |
ホームライフの口コミ・評判
見積りをとった各社の中で、実績面で文句のつけようがなかったのでホームライフさんにお願いしました。築12年でそろそろ外壁塗装を思っていながら、なかなか決めきれない期間が長引きましたが、重い腰があがったのもホームライフさんの提案内容がよかったからだと思います。(44歳男性、川崎市の戸建て住宅)
外壁だけでなく、屋根やカーポート、部屋のリフォームまで一式お願いしました。追加費用の発生もなく、工事もスケジュール通り。完璧でした。作業にきてくれた職人さんたちに感謝します。(57歳男性、川崎市宮前区の戸建て住宅)
【5位】塗装職人

横浜市・川崎市対応 | 最長10年保証 | 現地調査無料 |
1991年創業 | 1級塗装技能士在籍 | メーカー認定店(水谷ペイント) |
塗装職人は、横浜市保土ヶ谷区の西谷駅(相鉄線)の近くに拠点がある外壁塗装業者です。
際立った特徴としては、通常なら外壁塗装業者は都道府県知事から許認可を得ますが、塗装職人はさらに基準が厳しい国土交通省からの認可を受けている点です。
これは塗装業者としてのクリーンさや、経営状態の安定感などがあると考えていいのですが、そうした企業としての信頼感があるのが塗装職人というわけです。
もちろん一級塗装技能士など、さまざまな有資格者も在籍しています。
そのため「外壁塗装は信用できる業者にお願いしたい」とお考えの方にとっては、おすすめできる業者です。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
---|---|---|---|
– | ○ | ○ | – |
塗装職人の口コミ・評判
物騒なニュースを聞くので信頼できるところにと考えていましたが、見積もり内容も細かく具体的で、ちゃんと根拠のある見積もりということでお願いしました。仕上がりもとても満足のいくものでした。(58歳男性、横浜市港北区の戸建て住宅)
前回お願いしたところは耐用年数よりも早く塗料がはがれてしまい、やっぱり安かろう悪かろうかと後悔しました。そのため塗装職人さんのような信頼できるところを見つけられてよかったと思います。(53歳女性、横浜市中原区の戸建て住宅)
【6位】みらいホーム株式会社

神奈川全域対応 | 最長保証期間15年 | 現地調査無料 |
2013年創業 | 1級塗装技能士在籍 |
株式会社みらいホーム株式会社は、横浜市旭区の鶴ヶ峰駅(相鉄本線)の近くに拠点がある外壁塗装業者です。
外壁や屋根の塗装以外にも幅広く対応していて、屋根の葺き替えリフォームやシロアリの駆除予防まで依頼できます。
住宅の総合メンテナンスサービスといえますが、外壁もシロアリ予防も住まいのメンテナンスとして定期的におこなうものです。
そのため家のことを相談できる「家のかかりつけ医」のような利用ができるのが、みらいホーム株式会社の強みです。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ |
みらいホーム株式会社の口コミ・評判
シロアリ予防をお願いしたら外壁塗装もできるということだったので、ついでにお願いしました。幅広く家の面倒を見てくれるので、あちこち頼む手間がなく便利です。(51歳女性、横浜市保土ヶ谷区の戸建て住宅)
良心的な価格で屋根と外壁の塗装ができました。ハウスメーカーの見積もりが高額すぎて不審に思い、こちらの相談してよかったです。(46歳男性、横浜市青葉区の戸建て住宅)
【7位】金子塗装

神奈川全域対応 | 2011年創業 | 現地調査無料 |
メーカー認定店(関西ペイント) | 1級塗装技能士在籍 |
金子塗装は横浜市戸塚区に拠点がある外壁塗装業者で、神奈川に密着して運営しています。
そのため湘南地区(海沿い地域)ならではの塗装の知見をもっていたり、塗料メーカーである関西ペイントから認定を受けていたりと、安心感がある塗装業者です。
見積りの内訳でも明確に出してくれるので、自宅を外壁塗装したときの相場感を知るうえでも有力な見積もり候補になります。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ |
金子塗装の口コミ・評判
営業の方の対応が素早くて、サクサクと工事完了まで進みました。いつかやらねばと思っていた外壁塗装がすんなり済んで、ほっとしています。(59歳男性、鎌倉市の戸建て住宅)
希望の塗料が関西ペイントのものだったので、その塗料を使える業者さんを探していましたが、ちょうど金子塗装さんが認定店だったのでお安くしていただけました。(44歳女性、平塚市の戸建て住宅)
【8位】ユーコーコミュニティー株式会社

神奈川全域対応 | 最長10年保証 | 現地調査無料 |
1級塗装技能士在籍 |
ユーコーコミュニティー株式会社は、横浜市伊勢原市のJR東戸塚駅の近くに拠点がある外壁塗装業者で、ほかにも神奈川県内には大和市、秦野市、厚木市に支店があります。
この会社は4社の塗装会社が共同で運営しているサービスです。
そのため足場建設やリフォームまで幅広く対応できるだけでなく、職人の数も多いので混み合う繁忙期でもスピーディに対応できる強みがあります。
またペイントアートも得意としていて、単に塗料を塗るだけでなくちょっとしたイラストなどを外壁にあしらってくれるのも嬉しいポイントです。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
---|---|---|---|
不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
ユーコーコミュニティー株式会社の口コミ・評判
外壁塗装の現地調査をしてもらうと、外壁のひび割れが多数見つかりました。塗装だけじゃなく、そうした補修工事もしっかりとやってくれました。(50歳女性、厚木市の戸建て住宅)
予算が乏しくダメでもともとと思って相談したのですが、何パターンも塗装の見積もりを出してくれて、少しでもいい外壁塗装をと頑張っていただけました。ありがとうございました。(47歳男性、戸建て住宅)
【9位】塗り替え工房ながもちくん

神奈川全域対応 | 最長10年保証 | 現地調査無料 |
一級塗装技能士在籍 | 2012年創業 |
塗り替え工房ながもちくんは横浜市栄区の本郷台駅の近くに本社がある塗装会社で、横須賀にも支店があります。
「ハウスメーカーの最大半額」を売りにした外壁塗装料金と、詳細まで明確にした根拠がはっきりわかる見積もりを出してくれるところがおすすめポイントです。
またさまざまな高品質塗料の扱いにも長けているので、耐久性を重視したワンランク上の外壁塗装も相談できます。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
---|---|---|---|
不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
塗り替え工房ながもちくんの口コミ・評判
ハウスメーカーの見積もりが高額でなかなか手を出せずにいましたが、こちらに見積もりをお願いして一気に手が届く価格になりました。工事内容も的確だったと思うので、頼んでよかったです(56歳男性、相模原市の戸建て住宅)
【10位】かながわ住宅コープ

神奈川全域対応 | 2007年創業 |
かながわ住宅コープは、横浜市栄区の馬車道駅のほど近くに拠点がある外壁塗装サービスです。
運営母体は生活協同組合(生協)の関連会社で、COOP会員だと会員価格で外壁塗装や屋根塗装を依頼することができます。
運営会社の安心感は魅力的なので、聞いたことがない塗装会社に依頼するのは怖いという方におすすめできます。
▼取扱い塗料メーカー
ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 |
---|---|---|---|
不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
神奈川の外壁塗装業者のおすすめランキングの根拠
今回掲載している神奈川の外壁塗装業者おすすめランキングは、下記の項目でスコアリングをおこない、その総合スコアをランキング形式にしたものです。
▼ランキングのスコアリング項目
神奈川県内の対応エリアの広さ、最長保証期間、有資格者の在籍有無、調査見積もりが無料か有料か、創業年数、土日対応の有無、メーカー認定店かどうか
ランキング順位の根拠が気になる方は、タップするとすべての塗装業者の比較表をご覧いただけます。
サービス名 | 対応エリア | 最長保証期間 | 資格 | 調査見積もり | 創業 | 営業時間 | 定休日 | メーカー認定 | ASTEC | 日本ペイント | 関西ペイント | SK化研 | リフォームローン | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
池田塗装 | 神奈川全域 | 16年 | 一級塗装技能士/二級塗装技能士/職業訓練指導員(塗装科)/有機溶剤作業主任者/足場の組立等作業主任者/職長安全衛生責任者/サイディング塗替診断士/雨漏り診断士/外装劣化診断士/一般建築物石綿含有建材調査者/石綿取扱作業従事者/石綿作業主任者 | ○ | 1997年 | 8~19時 | 年中無休 | ASTEC、ガイナ | ○ | ○ | – | – | ORICO | 神奈川県川崎市宮前区南野川2-35-3(川崎本店) |
HAMA塗装 | 神奈川全域 | 不明 | 1級塗装技能士 2名、1級建築施工管理技士 1名、2級建築施工管理技士 1名、一般建築物石綿含有建材調査者 7名、足場の組立て等作業主任者 11名、外壁診断士 2名、有機溶剤作業主任者 6名、職長教育 3名、安全衛生責任者 2名、オートンイクシード認定施工者 2名、他 | ○ | 2005年 | 9~17時 | 不明 | なし | – | ○ | ○ | ○ | – | 神奈川県横浜市青葉区梅が丘19番地1フラッツ青葉台102号室(本店) |
ウイングビルド | 神奈川全域 | 12年 | 1級塗装技能士 | ○ | 1991年 | 8~19時 | 日曜 | ASTEC、エスケー化研 | ○ | – | – | ○ | – | 神奈川県綾瀬市深谷中8-1-12(本社) |
ホームライフ | 神奈川全域 | 15年 | 1級塗装技能士高性能塗装サイディング診断士モルタル・サイディング劣化診断士外壁診断士窯業サイディング塗りかえ診断士一般建築物石綿含有建材調査者 | ○ | 2007年 | 9~18時 | 不明 | ASTEC | ○ | ○ | ○ | – | イオン | 神奈川県横浜市戸塚区矢部町1-31 矢部町桐屋ビル1階(本店) |
塗装職人 | 横浜市、川崎市、鎌倉市、相模原市、横須賀市、藤沢市、逗子市、大和市、茅ケ崎市 | 10年 | 神奈川県知事免許・塗装指導員国家資格・一級塗装技能士国家資格・樹脂接着剤注入施工技能士(社)神奈川県塗装協会認定・工事指導員神奈川県労働局長教習機関認定・有機溶剤作業主任者神奈川県労働局長教習機関認定・足場作業主任者石綿作業主任者一般建築物石綿含有建材調査者宅建建物取引士(登録番号第076747号)2級施工管理技士(登録番号第971440583)雨漏り診断士 (登録番号第2017114号)増改築相談員 (登録番号280526) | ○ | 1991年 | 9~20時 | 年中無休 | 水谷ペイント | – | ○ | ○ | ○ | – | 神奈川県横浜市保土ヶ谷区西谷町1235-9 |
みらいホーム株式会社 | 神奈川全域 | 15年 | 1級塗装技能士、職業訓練指導員、2級建築施工管理技士、窯業サイディングメンテナンス診断士、足場の組立て等作業主任者、外壁診断士、有機溶剤作業責任者、外壁劣化診断士、安全・衛生責任者、雨漏り診断士 | ○ | 2013年 | 8~20時 | 不明 | なし | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰2-9-11 |
金子塗装 | 神奈川全域 | 不明 | 塗装技能士 1級・2級有機溶剤作業主任一般建築物石綿有建材調査者 | ○ | 2011年 | 8~19時 | 年中無休 | 関西ペイント | – | ○ | ○ | ○ | ORICO | 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町2021番地1ホーユウパレス戸塚テナント |
プロが教える外壁塗装業者の失敗しない選び方
次に外壁塗装業者の失敗しない選び方を説明します。
最初に強調しておくと、誠実に顧客と向き合う外壁塗装業者のほうが圧倒的に多いです。
ですが残念ながら、不要な工事を無断でおこない高額請求をおこなう業者や、逆に経費を浮かすために手抜き工事をおこなう塗装業者が一部で存在していることも事実です。
そこでそうしたハズレの塗装業者をつかまないためのコツを、一級塗装技能士の資格をもち、外壁塗装の現場に30年携わり続ける網本氏に聞いたのが、下記の3つのポイントです。
▼外壁塗装業者を選ぶ3つのポイント
1.塗装技能士の有資格者が在籍していること
2.写真付きで外壁診断の報告書をくれること
3.見積もり内容が明確であること
以下、それぞれのポイントを掘り下げて説明します。
【ポイント1】塗装技能士の有資格者が在籍していること
ひとつめのポイントは、塗装技能士の有資格者がいるかどうかに着目することです。

「 2級でもいいので、国家資格である「塗装技能士」の資格を持つ職人が所属している会社に依頼することをおすすめします」
塗装技能士というのは、中央職業能力開発協会という厚労省管轄の機関が発行している資格で、塗装技能の習得度を評価する資格です。
この塗装技能士の取得試験では学科だけでなく、実技試験もあり1級塗装技能士ともなれば合格率が50%まで下がる難関資格と言われています。
つまりわかりやすくいうと、塗装のプロフェッショナルであることを証明する資格ということですね。
外壁塗装自体は資格がなくても開業できるサービスですが、職人の腕によってかなり仕上がりが左右されます。
そのためこの塗装技能士の有資格者が在籍している業者であれば、より住宅の外壁に適した提案がもらえたり、見違えるような外壁塗装をしてくれるということです。



「塗装技能士は塗装に真剣に取り組んでいる証でもあり、資格の有無は業者の信頼性を見極める重要な指標のひとつです」
ちなみにこの塗装技能士の資格の有無は、外壁塗装業者のホームページの会社概要ページで確認することができます。
【ポイント2】写真付きで外壁診断の報告をくれること
ふたつ目のポイントは、現地調査や見積もりをお願いしたときに、業者側があげてくる報告に着目することです。



「現地調査の際に建物の劣化箇所を写真で撮影し、どこにどんな症状があるのかを一般の方にもわかる言葉で説明してくれる業者に依頼するのがいいです」
では、なぜ写真付きで診断内容をわかりやすく説明してくれることが重要なのでしょうか?
外壁が劣化すると、チョーキングという外壁に触れたときに白い粉が手の平につく症状が出たり、外壁にクラック(ひび割れ)が生じます。
もちろん地上に近い箇所であれば自分でも確認することができますが、2階部の外壁であったり、屋根の状況を自分で確認することはなかなか難しいものです。
ここで「どうせわからないだろう」と不要な工事を提案するのが悪意のある業者で、利用者側の無知を利用して不要な工事まで提案します。
ですが写真付きで診断内容を説明してもらえば自分で確認できない箇所でも、納得したうえで工事をしてもらうことができますよね。
またこのように塗装業者とコミュニケーションがしっかりとれるということは、外壁塗装の完成度を高めるためにも重要です。
職人気質で「素人が塗装に口出しすべきじゃない」というスタンスの業者であれば、利用者の要望はなかなか汲んでもらえず、仕上がりに不満が出ることも少なくないのです。
【ポイント3】見積もり内容が明確であること
みっつ目のポイントは、見積もりの内容が具体的で明確である業者を選ぶことです。
もっと具体的にいうと、このような業者です。



「見積もり段階で「どの塗料を使うのか」、「塗り回数は何回か(下塗り・中塗り・上塗り)」などをきちんと説明してくれる業者がおすすめです。
また塗料メーカーからカタログをまで取り寄せてくれるとより親切ですね!(私の場合、コンビニですぐプリントして渡しています)」
ちなみに外壁塗装の塗り回数は3回が一般的ですが、よくある手抜き工事の例だといきなり上塗りをするケースもあります。
▼一般的な塗装回数
・下塗り→下地となる外壁を整え、中塗り以降の塗料を密着させる工程
・中塗り→塗料の耐久性などの機能面を保つための工程
・上塗り→色合いを美観を整えるための仕上げの工程
逆にいうと、見積もり内容が「塗料一式○円」「塗装料一式○円」のように「一式」ばかり書いてあって、具体的に何をどうするのか?の詳細が明確じゃない業者は避けるべきということです。
大半の外壁塗装業者は、実際の住宅の状況を現地調査して、必要な塗装や補修内容、またその内容を実現するための工期と金額を見積もります。
そのため「具体的に何をどうするか?」という工事計画は、現地調査の時点でほぼ固まっているはずで、それを書かないのは不自然です。
もっというと、そのようなザックリした見積もりを出してくる業者は、手抜き工事や余計な工事をされるリスクが上がります。



「あとちゃんと身なりが綺麗な担当者が見積もりに来るかもチェックしてください。サンダルでくるような業者には頼まない方がいいと思います」
神奈川で外壁塗装をした人の口コミ・評判
では次に神奈川で外壁塗装を利用した人の口コミや評判を見ます。
まず全体的なところから見ると、外壁塗装の利用者に総合的な満足度を聞いたところ、73.7%の回答者が「やや満足」以上の評価をする結果になりました。


一方で「やや不満だった」以下の評価をしている人は6.2%に止まっていて、外壁塗装を依頼したことへの満足度は非常に高いことがうかがえます。
外壁塗装は、手抜き工事や高額請求などの物騒なニュースが悪目立ちしますが、このような結果を見ると、大半の塗装業者は誠実な対応をしていて、利用者は高い満足度を得ていることがわかります。
では、実際の利用者の口コミにも目を向けてみましょう。
神奈川で外壁塗装した利用者のいい口コミ
まずいい口コミのほうから紹介すると、このような口コミでした。
「外装が綺麗になった」(神奈川県60歳男性、150万円~で外壁塗装を利用)
「劣化が進んでいたので少しでも修繕できているのでよかったと思っています」(神奈川県45歳男性、75~100万円以上で外壁塗装を利用)
外壁が痛んだり、塗料が色あせてくるとどうしても家の外観が悪くなってしまいます。
外壁塗装は本来家の耐久性を回復させるためにおこなうものですが、お気に入りのカラーに塗りあがったピカピカのマイホームを見ると、やはりテンションが上がります。
先ほど見た外壁塗装を利用した人の満足度の高さからも、外壁塗装のいい口コミでは「やってよかった」という口コミが目立ちました。
神奈川で外壁塗装した利用者の悪い口コミ
では一方で、神奈川で外壁塗装をした人の悪い口コミにも目を向けてみましょう。
そのためこれから紹介するのは、あくまで残り半数の声として考えるようにしてください。
「決めるまで何度もしつこく訪問してきて、「両隣も家でやってますよ!早めにやったほうがいいですよ!」とごり押ししてきたので仕方なく頼みました。予定よりかなり期間と費用がかかり、最悪の業者さんでした。今でもCMを見るとイラつきます。」(50歳女性150万円~で外壁・屋根塗装を依頼)
「工事中はあまり出かけられなかった」(神奈川都45歳男性、75~100万円で外壁塗装を利用)
多くの外壁塗装会社は誠実に自分たちの顧客に満足してもらえるよう奮闘していますが、残念ながら悪意をもった業者も一部存在するのは確かです。
特に飛び込み営業をやっている塗装業者には注意が必要で、消費者トラブルも近年3倍に増加しています。
また外壁塗装では、手抜き工事や不要な工事までおこなう高額請求の被害もあります。
そのため前に紹介した選ぶポイントなどを参考にしながら、適切な業者選びをするようにしてください。
神奈川で外壁塗装をしたときの料金相場
次に神奈川で外壁塗装を依頼したときの料金の相場を解説します。
厳密にいうと、外壁塗装の料金は定価がなく、住宅の大きさや劣化具合、使用する塗料の品質で上下するため、現地見積もりをしてもらって正確な料金が決まります。
ただそれでは費用感のイメージが湧かないですし、見積もりをとる前におおよその相場はつかんでおきたいところです。
そこで網本氏に、平均的な戸建て(2階)の外壁塗装の相場を聞いたものが下表です。
ひとつ前提として外壁塗装は外壁の材質によって必要な工程が変わるので、ここではサイディングとモルタルをわけて示しています。
ちなみに2025年現在だと、もっともポピュラーな外壁素材はサイディング(左)で、戸建ての外壁の70~90%を占めると言われています。


▼外壁塗装(屋根塗装含む)の料金相場
サイディング | モルタル | |
---|---|---|
総額 | 100~150万円 | 80~100万円 |
足場代 | 20万円前後 | 20万円前後 |
塗装代 | 屋根 15~20万円外壁 30~40万円付帯部 5~15万円 | 屋根 15~20万円外壁 30~40万円付帯部 5~15万円 |
コーキング | 20~25万円 | なし |
つまり多くの方にとって、外壁塗装の相場は「100~150万円」の金額帯でイメージしておく必要があるということです。
実際に今回アンケート調査した外壁塗装利用者38人に支払った総額を聞いてみると、「75~100万円」(23.7%)と「100~125万円」(23.7%)の割合がもっとも多くなっており、この相場と一致しています。


このことからさらに突っ込んでいうと、屋根塗装を含まなければ「75~100万円」、屋根塗装を含めると「100~125万円」が、外壁塗装の料金の相場として考えておいてください。
また「うちは平屋だから、足場はいらないんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが足場は2m以上の高所で作業をする際、労働安全衛生規則という法律によって設置が義務付けられています。
そのため外壁塗装の費用に足場は、ほぼ必須で発生するものなのです。
外壁塗装の費用を安くする5つのコツ
先ほど紹介した外壁塗装の料金の相場を見て、「やっぱり高いな」と感じた方も少なくないと思います。
外壁塗装は家の耐久性をあげ、外観をまるで新築のようにきれいにできるメリットがあるものの、どうしても100万円前後の大きな出費になります。
ですが外壁塗装の料金は、安く抑えるコツがあります。
▼外壁塗装の料金を安くする5つのコツ
1.相見積もりをとる
2.国や自治体の補助金・助成金を活用する
3.塗料のグレードをしっかり選ぶ
4.塗料メーカー別の見積もりをお願いする
5.繁忙期を避ける
以下、それぞれのコツを掘り下げて見ていきます。
【コツ1】相見積もりをとる
まずひとつ目のコツは、複数の塗装業者から相見積もりをとることです。



「相見積もりは塗装会社と値段交渉するのに使えるというメリットもありますが、1社目の見積もり内容を客観的に見られるという点でも役立ちます」
相見積もり時に他社の見積もりを見せることで、その見積り額を下回る金額か、「同じ金額だけど、こういうサービスもつけます」という特典をもらえる可能性が高まります。
つまり本命の塗装業者の見積もりは最後にとる、というのがよりよい見積もりを引き出すためのポイントです。
また塗装業者によって工事内容そのものに違いが出ることもあり得ます。
具体的にいうと、A社は「屋根の補修も必要」という見積もり内容だったけどB社は「屋根は問題ない」という見積もりだったということです。
もちろんどちらの言い分が正しいのかは、よく話を聞き判断する必要があります。
ですがやってもやらなくてもいいような工事の提案が含まれていた場合は、費用に大きな差が生じるので、本当に必要な工事か?を確認するうえでも相見積もりは有効なのです。
実際に今回調査した外壁塗装経験者の5割は、複数社から相見積もりをとっていました。


外壁塗装は費用が100万円前後しますので、少し手間でも相見積もりをとっておくメリットが上回ります。
【コツ2】国や自治体の補助金・助成金を活用する
ふたつ目の外壁塗装の料金を安くするコツは、国や自治体の助成金制度を利用することです。
詳しくは次の章で説明しますが、神奈川でも条件つきで外壁塗装工事に使える助成金があります。
ですが助成金といっても、上限の金額が10~30万円で設定されているものがほとんどです。



「インターネットで見かけるような、助成金でタダで外壁塗装ができるみたいな情報は、客寄せのためのウソでしかないので信用しないでください」
もちろん使える助成金を活用しないのは損ですが、助成金がもらえることを前提に外壁塗装をするのはおすすめできません。
というのも、助成金には審査落ちするリスクもありますし、またその年度の予算がなくなれば助成枠の募集は終了するからです。
そのため助成金は「使えればラッキー」くらいで考えておきつつ、使えるものは活用するのがコツと考えてください。
【コツ3】塗料のグレードをしっかり選ぶ
みっつ目の料金を下げるコツは、塗料のグレードをしっかり選ぶということです。



「安い塗料を選ぶとその瞬間の費用は抑えられたように見えますが、耐用年数が短く外壁塗装をする周期が早まり、結果として高くつくこともあります。
塗料のグレードは短期的な目線だけでなく、中長期的な目線でも選ぶことが安くするコツです」
近年では塗料も高性能化したものが登場していて、多種多様な塗料が外壁塗装の選択肢として入るようになりました。
現在外壁塗装で使われる主要な塗料の種類を、耐久性と価格の観点でイメージ化したものが下図です。


一番安価なアクリル塗料だと、平米あたり1,500円前後の単価感ですが、その分耐用年数も5~7年と短くなります。
一方で、もっともグレードの高い無機塗料を使用すると、平米あたり5,000円前後の単価感になってしまいますが、耐用年数も20~25年まで伸びます。
この単価の違いを120平米塗った場合で試算すると、40万円ほどの大きな差になることがわかります(下表)。
▼アクリルと無機塗料の塗装代の比較
アクリル塗料 | 無機塗料 |
---|---|
180,000円前後 | 600,000円前後 |



「どのお客様もやはり塗料の耐久性はどうなのかを気にされています。
ただシリコンより上位塗料になるとそれなりに金額もあがるので、お客様のお財布事情をお聞きして、現状で施工できる1番のオススメをいつも提案しています」
この塗料はどのグレードをどうすべきか問題は、予算感とあわせて考えていくべきところで、塗装業者とじっくり相談することが重要です。
単に塗料の安い・高いだけでなく、次の外壁塗装のサイクルまで見越して考えるのが、中長期的に安くするコツというわけです。
【コツ4】塗料メーカー別の見積もりをお願いする
次の費用を抑えるコツは、塗料メーカー別に見積りをお願いするというコツです。



「同じグレードの塗料でも、塗料メーカーによって費用が変わります。同じグレードの安い塗料メーカーを選ぶことで、コスパを高めることができます」
具体的に、よく外壁塗装に使われるシリコン塗料のメーカーごとの費用を比較したのが下表です。
▼シリコン塗料のメーカーごとの比較
日本ペイント | 関西ペイント | エスケー化研 |
---|---|---|
水性シリコンセラUV | スーパーラジカルシリコン | クリーンマイルドシリコン |
16,142円 | 29,081円* | 20,130円 |
※関西ペイントの価格は16kgのものを15kgに換算した推計値。
このように同じシリコン塗料のシリーズでもメーカー別に費用が大きく変わります。
もっと言うと同じメーカーであっても、シリーズによって費用が変わります。
そのため見積もりをとる際には、同じグレードの塗料でも塗料メーカー別に見積りをもらい、よりコスパのいい塗料を選択するようにしてください。
【コツ5】繁忙期を避ける
最後のコツは、外壁塗装の繁忙期を避けて依頼することです。
これは外壁塗装の時期が数か月前後しても問題ないという方のみが使えるコツにはなりますが、繁忙期を避けて依頼すると割引が受けられます。



「外壁塗装の繁忙期は春(3~5月)と秋(9~11月)です。このシーズンを避ければ、少し割引をしてでもスケジュールを埋めたいと考える塗装業者を見つけやすくなります」
つまり繁忙期は塗装業者も「どうせスケジュールを埋めるなら、割のいい仕事でスケジュールを埋めたい」という思惑が働くので、値引き交渉も難しくなります。
ですが繁忙期以外のシーズンや、閑散期になる梅雨や真冬は真逆の心理が働くということですね。
ただしなぜ春と秋が繁忙期になるかというと、気候が安定していて塗料も乾きやすいので工期が短くなるというメリットがあるからです。
外壁塗装の工事中は、おおむね普段どおりに生活を送れますが、窓を好きなように開けることと、洗濯物を外干しすることはできません。
もし梅雨や真冬など塗料が乾きにくい時期に依頼すると、スケジュールより長引くことがありうるので、その点は注意してください。
神奈川の外壁塗装に使える助成金・補助金【2025年版】
ではこの章では、神奈川で外壁塗装をするときに利用できる助成金や補助金について見ていきます。
結論からいえば、残念ながら神奈川の主要な自治体で多くの方が外壁塗装時に利用できる助成金や補助金はほぼありません。
インターネット広告などで補助金が使えるから外壁塗装を安くできると謳っているものがよくありますが、神奈川においてはほぼ当てはまりません。
唯一多くの方が対象になる補助制度があるのは小田原市です。
ですが小田原市は現金による補助ではなく3万円相当の商品(お米など)を支給するという内容です。
主な利用条件 | 補助金額 | |
---|---|---|
小田原市 | ・20万円以上のリフォーム工事をすること ・市内で登録している塗装会社に依頼すること | 3万円相当の商品 |
一方で、横浜市や川崎市、藤沢市、相模原市には、外壁塗装で利用できる補助金制度はありません。
また利用できる対象者はかなり限定的なるものの、外壁塗装時に利用できる補助金は一部の自治体であります。
主な利用条件 | 補助金額 | |
---|---|---|
横須賀市※2025年は受付終了 | ・市内にある高齢者(65歳以上)が住む住宅 ・20万円以上の工事 | 一律10万円 |
八千代市 | ・不燃塗料の使用 ・5万円以上の工事 | 工事費の1/2(上限10万円) |
まず横須賀市では、高齢者補助の一環として、高齢者が住む世帯が20万円以上のリフォーム工事を行った際に補助金が受け取れる制度があります。
これは65歳以上の高齢者と同居する世帯も対象になるので、対象者はやや幅広いです。
ただし補助金額が「一律10万円」で定められているので、外壁塗装の「100~150万円」という相場感を考えると、やや寂しいものがあります。
もちろんもらえるものはもらっておいたほうがいいので、対象者の方は活用してください。
また大和市では使用する塗料に対して条件があり、不燃塗料を用いた外壁塗装をすることで「工事費の1/2(上限10万円)」の補助金を受け取れる制度があります。
不燃塗料とは?
不燃塗料は火災に対して燃えにくい性能をもった塗料のことです。ただし不燃とあっても絶対に燃えないわけではなく、「20分間火に当てられても燃えない」など、あくまで燃えにくい塗料と考えるようにしてください。
ただしもともと住宅の防火性能を高めたいという方なら補助金の活用を考えてもいいのですが、「補助金がほしいから不燃塗料を使う」というのはおすすめできません。
というのも、不燃塗料は一般的な塗料よりも高くなります。
また防火性能が高い分、耐久性はやや落ちます。
そのため補助金を受け取るのが得なのか、不燃塗料を使わず一般的な塗料を使ったほうが得なのかでいうと、中長期的に見ると後者のほうが得になります。
大和市の不燃塗料に対する補助制度はユニークですが、現実的な使い勝手でいくとかなり限定的になります。
神奈川の主要な自治体の助成金状況を下表にまとめてありますので、ご覧になりたい方はタップしてください。
種別 | 有無 | 助成金額 | 条件 | URL | |
---|---|---|---|---|---|
横浜市 | × | – | – | https://www.city.yokohama.lg.jp/faq/kukyoku/kenchiku/jutaku-seisaku/20211014091924676.html | |
藤沢市 | × | – | – | ||
横須賀市 | 高齢者 | △ | 一律10万円 | ・市内にある高齢者(65歳以上)が住む住宅・20万円以上の工事 | https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4821/sumai/koureisya_reform.html |
相模原市 | × | – | – | https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/1026875/faq/jyutaku/1002082.html | |
川崎市 | × | – | – | https://www.city.kawasaki.jp/500/page/0000120881.html | |
平塚市 | × | – | – | ||
茅ヶ崎市 | × | – | – | ||
大和市 | 不燃化 | △ | 工事費の1/2(上限10万円) | ・不燃塗料の使用・5万円以上の工事 | https://www.city.yamato.lg.jp/gyosei/soshik/35/taisinka/4708.html |
厚木市 | × | – | – | ||
小田原市 | リフォーム | △ | 3万円相当の商品 | ・20万円以上の工事・市内の業者に発注 | https://www.city.odawara.kanagawa.jp/global-image/units/684744/1-20250528100315_b683660d350013.pdf |
助成金や補助金を利用する時の流れ
次に外壁塗装の際に助成金を利用するおおまかな流れを説明します。
自治体によって順序が前後したり細かいところが異なりますが、おおむねこのような流れで進めます。
まずは助成金を交付している区役所や市役所に行き、事前相談をします。
多くの助成金はその年度の予算額に達すると、助成申請の受付自体が終了します。
そのため助成金の枠が残っているか確認するためにも、事前相談しておくと「必要書類をそろえて申請したのに、そもそも予算が残ってなかった」と無駄足を省けます。
次に塗装業者から見積書をもらいます。
塗装業者にも助成金を利用することを伝えて、申請に必要な塗装箇所の写真や、使用する塗料など詳細な工事内容を見積書に含めてもらうようにしてください。
工事の開始タイミングも融通してもらう必要があるので、助成金申請で塗装業者との連携はかなり大事です。
申請書と必要な審査書類を含めて、助成金を申請します。
この助成金の申請は、必ず工事前におこなう必要があります。
申請を受け付けてもらうと自治体による審査となり、審査には2週間程かかります。
無事に審査に通過すると、自治体から交付決定通知書が送られてきます。
この通知書には、助成対象となる工事内容と助成金の金額が書かれていますので、申請内容と差がないかしっかり確認します。
交付決定通知書を受け取ったあと、外壁塗装工事を開始します。
このとき申請した工事内容以外の工事をしても、助成対象にはなりません。
工事が完了したら完了報告と、助成金の請求をします。
請求内容が申請内容と一致しているか自治体側からの審査があり、この審査には2週間ほどかかります。
無事に審査を通過すれば、助成金が指定した口座に振り込まれます。
助成金を利用する際のポイントは、実際に外壁塗装工事が始まる前に申請を出すことで、着工している状態だと助成対象外になってしまいます。
また自治体の審査にはなにかと時間がかかりますので、スケジュールに余裕をもって動くようにしてください。
外壁塗装を利用したときの流れ
次にこの章では、外壁塗装を利用したときの流れを説明します。
まず全体感として、現地調査から工事完了までの期間は1.5〜2か月ほど見ておく必要があります。
以下、具体的な流れです。
まず気になる塗装業者に現地調査をしてもらい、見積もりをもらいます。
この現地調査のときに必要な工事内容や、その工事をおこなう見積もり額が決まります。
また「どの塗料を使うか?」の提案も塗装業者側からありますので、予算感を伝えて、最適な塗料を選びましょう。
外壁の色を変える場合、カラーシミュレーションを使って実際の自宅に新しい色を塗ったイメージ図を見せてくれる業者もいます。
また少し面倒でも、現地調査と見積りまで無料でしてくれる塗装業者が多いので、相見積もりを2~3社しておくと値段交渉の際にも活用できます。
見積り内容に納得できたら正式に契約し、外壁塗装工事がスタートします。
まず塗装工事の一歩目として、足場と塗料が飛び散らないための保護シートの設置がおこなわれます。
この足場の設置には大きな騒音が出ますので、事前にご近所へのあいさつ回りを業者側でやってくれます。
次に外壁に塗料をしっかりなじませるための下準備を行ないます。
外壁に付着している汚れやコケを落とす高圧洗浄や、外壁のひび割れ(クラック)をコーキング剤で埋めて補修をおこないます。
外壁のクラックは住宅の耐久性を下げるだけでなく、雨漏りの原因になったり、害虫やねずみの侵入口になります。
こうした下準備が、仕上がりの質を左右します。
一般的な塗装工事だと、下塗り、中塗り、上塗りの計3回塗装をおこないます。
塗料を乾燥させるために時間を空ける必要があるため、天候や湿度の状況がいい日におこないます。
外壁の塗装が完了したら、付帯部の塗装もおこないます。
付帯部というのは、外壁以外の箇所のことで雨どいや雨戸、笠木や幕板などのことを指します。
外壁がきれいになるとこうした付帯部の傷みや劣化がより悪目立ちするようになるため、外壁塗装と付帯部はセットでおこなうようにしてください。
最後に組んだ足場や保護シートを撤去して、工事完了です。
足場を撤去する時にも大きな騒音が出ますので、撤去中は出かけていても問題ありません。
撤去が完了したら、片付けや清掃をして塗装工事は完了です。
神奈川の外壁塗装に関するよくある質問
最後に外壁塗装に関するよくある質問を、Q&A形式で見ていきます。
本文では触れられなかった細かい疑問なども見ていきますので、ザッと目を通しておいてください。
- 神奈川で外壁塗装をしたときに使える助成金は?
-
外壁塗装はどの時期におこなっても問題ありません。残念ながら神奈川県の各自治体で外壁塗装をおこなったときに利用できる助成金制度はほぼありません。(2025年現在)
ただ利用条件は厳しいですが、一部の自治体で外壁塗装工事をおこなったときに利用できる助成金制度はあります。
詳しくは本稿の「神奈川の外壁塗装に使える助成金・補助金【2025年版】」の章をご覧ください。
- 外壁塗装に火災保険は使えますか?
-
外壁塗装に火災保険は利用できません。
あくまで火災保険が対象とするのは、台風やひょうなどの天災により破損した住宅設備であって、経年劣化で傷んだものは対象外となるからです。
ただし、台風や大雪などで屋根が傷み、屋根の補修を含めた塗装をおこなった場合、火災保険が適用される可能性はあります。
- お金がないのに外壁塗装をしたい場合はどうすればいいですか?
-
ローンが組める外壁塗装業者を利用できます。
外壁塗装業者のすべてではありませんが、信販会社と提携してローンを組めるようにしている塗装会社もあります。
外壁塗装は100~150万円と高額な出費になりますが、ローンで分割払いにする方法もあるので塗装会社にローンが組めるか相談してみてください。
まとめ
以上が、神奈川のおすすめ外壁塗装業者や外壁塗装を依頼する際に知っておきたいトピックです。
本稿のポイントをもう一度おさらいしておくと、このような内容でした。
▼本稿のポイント
・外壁塗装で失敗しないためにも業者の選び方は大事
・神奈川の外壁塗装の相場は「100~150万円」
・神奈川で外壁塗装の助成金が出る自治体は一部あり
外壁塗装は劣化した外壁の補修というのが本来の目的ですが、外観も大きくリフレッシュされ、施工後の我が家を見ると気分が上がるものです。
もちろん相応の費用が発生もしますが、どうせお金を払うならより価値のある塗装業者に払うべきです。
本稿を参考に、心の底から満足できる外壁塗装を実現してください。
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